今年で3年連続3回目の挑戦となるフルマラソン。記録は4時間5分5秒と、去年より5分縮めることができました。しかし目標だったサブ4は今年もお預け。めちゃくちゃ悔しいレースとなりました。
ただ、今年はGarminの区間データを細かく見返したことで、これまで見えていなかったものが見えました。脚が攣ったのは35kmですが、データ上は25km以降から危険信号が灯っていたのです。
言い訳できないくらい絶好のレース日和だった
2年連続、後半の脚攣りで失速している私は、今年、万全の準備をしてきました(つもりでした)。
まず、暑い時間帯にトレーニングして暑熱順化はバッチリ。上下動が大きくピッチが少ないフォームから、上下動を抑えてピッチを上げたフォームに変更しました。これによりランニング効率が上昇したはずです。一週間前からは、芍薬甘草湯を毎日飲みました。脚攣りを防ぐための漢方です(ランナーの先生に教えてもらいました)。
※これを書くに当たって調べたのですが、芍薬甘草湯は甘草を含むため連用は避けたほうがよく、本来は攣ったときに飲む頓服薬だそうです。
そして何よりも、当日の天候は曇り、最高でも21℃で風もあるという最高のコンディション。これでサブ4できなかったら、なんて考えもしませんでした。これなら必ずサブ4だと思っていたから。
35kmまではサブ4を確信していた
2年連続、スタートで周りにつられてオーバーペースだった反省から、今年は30kmまでは抑えて、残り12kmをスパートをかける作戦でした。具体的には30kmまでは5:35〜5:40、30km以降は5:30前後を狙っていました。
下の表は5km毎の区間データです(Garminがここまで細かく出してくれるとは、これまで知りませんでした)。
区間 | タイム | 平均ペース | 平均心拍 | 平均ピッチ | 接地時間 | 上下動 | ストライド |
0–5km | 28:17 | 5:39/km | 154 | 180spm | 249.9ms | 8.1cm | 0.975m |
5–10km | 27:44 | 5:33/km | 154 | 179spm | 250.4ms | 8.3cm | 1.003m |
10–15km | 28:13 | 5:39/km | 159 | 175spm | 252.3ms | 8.3cm | 1.002m |
15–20km | 28:04 | 5:37/km | 157 | 177spm | 251.9ms | 8.3cm | 0.998m |
20–25km | 28:14 | 5:39/km | 159 | 177spm | 252.5ms | 8.3cm | 0.998m |
25–30km | 28:44 | 5:45/km | 159 | 176spm | 255.2ms | 8.3cm | 0.984m |
30–35km | 28:39 | 5:44/km | 161 | 176spm | 255.0ms | 8.3cm | 0.985m |
35–40km | 32:06 | 6:25/km | 155 | 163spm | 256.3ms | 8.0cm | 0.951m |
40– | 15:04 | 5:57/km | 157 | 179spm | 254.9ms | 8.0cm | 0.932m |
35km地点の通過は3時間18分。後から計算してみると、サブ4に必要な残り7.195kmのペースは5:51/kmでした。直前の30–35kmが5:44/kmですから、少しペースを落としても届く位置にいたわけです。実際、30km手前では「今日はいける」と確信していました。
ところが、27kmくらいで右の膝裏あたりに違和感を感じ始めました。攣りそうな違和感ではなく、痛みに近い感覚です。それでもペースはそこまで落ちなかったので、何とか最後まで持ちますようにと、祈りながら走りました。
後から走行データを見返して驚いたのは、この違和感が数字にも表れていたことです。接地時間は0–5kmの249.9msから、25–30kmでは255.2msに増えていました。ストライドも1.003mから0.984mに縮んでいる。足が地面から離れにくくなり、一歩が狭くなっていたのです。ペースが5:45と初めて計画から外れたのも、この区間でした。体が感じた違和感は、データからも説明できますね。
残り7kmで起きたこと
祈りはむなしく、35kmを超えてから一気にあいつがやってきました。
両ふくらはぎが張ってきて、それでも大丈夫と言い聞かせながら走り続けたのですが、ダメでしたね。激痛とともに、左右同時に攣りました。ストレッチさえできなかったくらい痛かったです。そこから4kmは、走る→攣る→休む→走る→攣る→休むの繰り返しでした。
下の表は、34km以降の区間データです。
区間 | ペース | 心拍 | ピッチ | 走行中ピッチ | 接地時間 | 上下動 | ストライド |
34–35km | 5:48 | 163 | 176 | 176 | 255.6 | 8.25 | 0.970 |
35–36km | 6:49 | 157 | 144 | 170 | 253.8 | 8.11 | 0.983 |
36–37km | 6:25 | 157 | 157 | 169 | 252.0 | 8.06 | 0.991 |
37–38km | 6:34 | 154 | 166 | 172 | 259.4 | 7.93 | 0.933 |
38–39km | 6:20 | 151 | 170 | 176 | 260.4 | 8.06 | 0.922 |
39–40km | 5:59 | 155 | 179 | 179 | 255.0 | 7.97 | 0.933 |
40–41km | 6:05 | 155 | 179 | 179 | 256.1 | 7.83 | 0.908 |
41–42km | 6:00 | 157 | 178 | 178 | 256.2 | 8.01 | 0.932 |
42– | 5:37 | 161 | 180 | 180 | 249.7 | 8.08 | 0.980 |
35–36kmのピッチが144spmまで落ちているのが、立ち止まっていた時間の長さを示しています。また、最後は無意識にラストスパートをかけていたようですね。
コールドスプレーが脚攣りに効いた
今回いちばんの実用的な発見がこれです。コールドスプレーが攣りに効きました。新川通を折り返すと、沿道で応援してくれる人でコールドスプレーを持っている人が一気に増えます。
正直、私は気休め程度かなと考えていたのですが、スプレーをかけて貰った直後は、不思議と走れたのです。攣った後は、4kmの間に3回ほどスプレーをかけてもらいました。本当はストレッチをしてしっかり治した方が良かったのかもしれませんが、上述したとおり、痛すぎてストレッチができませんでした。
今度から、攣ったときはもっと積極的にスプレーをかけて貰おうと思います。いやホント、そこら中で攣った人たちがスプレーしてますからね。
ちなみに、39km以降は脚を攣りながらも走り続けました。慣れたのと、走れなくなる手前ギリギリのペースを見つけたからです。
なぜまた脚がつったのか
今回、脚攣り対策はバッチリだったと思います。給水所では毎回スポーツドリンクを飲みました(去年までは一度も手をつけなかった)。8km毎に高級塩タブレットを食べて、ナトリウムを補給。10km毎に高級ジェル(アミノサウルス)を飲み、アミノ酸やクエン酸などを補い続けました。30kmまでペースを抑えて走ったので、脚には余力があるはずでした。
これだけ対策しても攣ってしまうと、もはや自分では原因がわかりません。そこで、さまざまなデータをチャッピーに渡して分析してもらいました。自分の考察とも合わせると、次の二つが原因だと思います。
- ふくらはぎの弱さ
- 長距離(フルマラソン)の経験不足
この発想はなかった。確かに、私は昔から寝ている間によくこむら返りを起こしていました。カーフレイズというかかとを上げ下げする簡単な運動で、ふくらはぎを強化できるということなので、早速今日から毎日やります。
これはチャッピーの判断ではなく、主に私の考えです。30km以上走る練習は月1回くらいしかしません。42km走りきる脚力をつけるためには、35km以上の長い距離を走る経験が必要なのかなと思います。
心拍は最後まで154〜161に収まっていて、攣った区間ではむしろ下がっていました。心肺にはまだ余裕があったのです。足りなかったのは水分でも塩分でもなく、脚そのものの耐久力だったのかもしれません。年1回しか大会に出ないので、ここまでたどり着くのに3年もかかってしまいました。
それでも5分縮まった
とても悔しい思いをしましたが、それでも昨年より5分タイムを縮めることはできました。そこは素直に喜びたいと思います。できれば40代のうちにサブ4を達成したかったのですが、50代の目標ができました。50歳でようやくサブ4達成!というのも格好良いじゃないですか。来年はもうサブ4じゃなくて、一気にサブ3.75(3時間45分)を狙おうかな。
今年も沿道からたくさんの声援をいただきました。声援は本当に力になります。応援いただいた皆さん、ありがとうございました。
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