マドリードからサラマンカまではバスで移動しました。日本だと、どこを走ってもたいてい遠くには山が見えるものですが、ヨーロッパは平野も多いです。サラマンカまでの道のりも地平線までずっと畑が続く景色でした。
学問の街、サラマンカ
サラマンカは人口15万人ほどの街です。旧市街は、街全体がユネスコの世界遺産に登録されているそうです。どこを歩いても絵になるというか、どこにカメラを向けても良い構図になるという美しい街並みでした。
サラマンカには、スペイン最古のサラマンカ大学があります(1218年の創立)。大学(エスクエラス・マヨーレス)の正面にある建物のファサードは有名で、石の壁一面に施された細かな装飾に皆目を奪われます。装飾の中にカエルの彫刻があって、それを探すとまたサラマンカに戻って来られると言われているようです。私は探していません(暑くて、同じ場所にとどまっていられなかったからです)。
私はヨーロッパだと、これまでにいくつかの国を訪れていますが、こんなに美しい街はなかなかありませんでしたね。来るまでは大変だったけど、来て良かったとすぐに思いました。
久しぶりの再会と新たな出会い
今回久々に海外へ出てきて強く感じたのは、国際学会の価値は発表すること/聞くことだけにあるのではない、ということです。むしろ、人と会えることにこそ大きな意味があります。今回の出張で、それを何度も実感しました。
まず、久しぶりに再会できた友人がいました。カナダの大学で働く友人で、彼女らに会うのは8年ぶりくらいだと思います。二人とも見た目はあまり変わっていませんでしたが、一人はラストネームが変わっていました。彼女らに会うことは事前にわかっていたので、お土産に白い恋人を持って行ったら、えらい喜んでくれました。学会中は何度か立ち話をして、互いの近況や大学の状況について情報交換できました。やはり対面だと、テレビ会議では生まれないような会話ができますね。
ちなみに、白い恋人は海外へ行くときの鉄板土産で、いつも「これを食べると札幌に来たくなるよ」と言って渡しています。必ずウケるので、皆さんも試してください。
それから、新たな出会いもたくさんありました。コーヒーブレイクやランチタイムは立食形式なので、自然と近くの人と会話が始まります。さまざまなテーマで情報交換でき、大変有意義でした。学会後は休暇を取ってそのままバルセロナや隣国を旅してから帰るという人も多かったです。おそらく日本人参加者でそのような人はいなかったと思います。私も帰国の翌日から仕事でしたし。
改めて海外出張をふり返って
コロナ禍を機にオンラインツールが普及したという背景もありますが、円安や業務の忙しさを理由に海外出張を6年間もしてきませんでした。もっと早く再開しても良かったなと思います。紹介して貰って繋がる人もいますが、ふとしたきっかけで生まれる人とのつながりは、今回のように対面でなければ難しいものです。このつながりが、さまざまな形で発展していくのです。同業者とのつながりは、いくらあってもいいですからね。
大きな課題は円安ですかね。旅費がコロナ禍前の倍くらいになってるのではないでしょうか。日本国内も物価高ですが、われわれ大学の予算は物価連動性ではないので、実質的には大幅減になっています。それでも、何とかして今後も年一回は海外へ出て行きたいものです。
私は、学生の皆さんにも在学中の留学や旅行を勧めています。さまざまな国の文化に触れたり、現地の人と交流したりすることは、その後の人生において必ずプラスになります。お金を借りてでも行った方が良いと思っています。
海外出張ログの最後に、サラマンカでの写真をいくつか掲載しておきます。下の画像だと小さいので、ぜひ▶こちらのスライドショーをご覧ください。
コメント | 返信 |
|---|